自動車と趣味

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自動車について考える

自動車が趣味という人は多いですが、その関心は様々です。運転が好きな人、エンジンや付属機関、ボディー、歴史、メーカー、ドレスアップ、レースなど人により千差万別です。しかし、誰もが自動車好きというのは、共通していますね。私も機械関係に興味があり、身近な機械として、自動車には強く惹きつけられるものがあります。

蒸気で動いていた自動車、クラッシックカー、日常車、Ｆ１マシンあるいは未来のコンセプトカーまで、興味の種は尽きません。趣味として考えると、自動車ほど幅が広く奥域の深い世界は、あまりないかもしれません。自動車が発明されてからそんなに年数は経っていませんが、私達の社会は、自動車なしでは生活できない状態になっています。自動車とは大まかに言えば、原動機を使ってレールや架線を使わないで運転する車の事で、ガソリンや軽油などの化石燃料を使用する、内燃機関を動力とするものが主流です。（一見自動車に見えるトローリーバスは、日本の法令では無軌条電車として、鉄道に分類されています。）

自動車の転換点

最近では、電気自動車、電気＋内燃機関のハイブリッド自動車、メタノールやＬＰガスの内燃機関の自動車、燃料電池式の自動車と、新たな動力を利用したエンジンが開発されています。自動車の動力源を、従来の化石燃料から別に切り替えるか、あるいは少なくする方向で動いています。化石燃料の枯渇化問題、あるいは化石燃料を燃やすことによる空気の汚染問題などあり、世界中で化石燃料依存の体質からの脱却を、目指しています。自動運転の自動車開発により、今後は電気自動車が主流となっていくでしょう。以前書籍で見た未来予想では、エンジン車→電気自動車→燃料電池自動車となっていましたが、自動運転を実現するには電気自動車が必須であり、バッテリーの問題を解決する手段として、燃料電池を使う方向に向かっていくのではないでしょうか。予想最後の燃料電池自動車は、正確に言えば、燃料電池式電気自動車となるのでしょう。

自動車趣味について考える

趣味という言葉は日常的によく使いますが、その意味は広辞苑によれば

1. 感興をさそう状態。おもむき。あじわい。
2. ものごとのあじわいを感じとる力。美的な感覚のもち方。このみ。
3. 専門家としてではなく、楽しみとしてする事柄、

となっています。私たちが日常的に趣味と言っている言葉は、３．の項目で捉えている人が多いと思います。よく仕事一筋で定年後に趣味がなく、途方にくれるサラリーマンなどの話を聞くこともあると思います。それには食べることに必死だった時代が長く続き、脇目もふらずに仕事に没頭せざるを得なかった、歴史的背景もあります。今でも食べていく為には仕事をおろそかにはできませんが、以前のような長時間労働はかなり減ってきていますので、時間余裕を持つことが出来るようになりました。そこで、今やっている仕事に関連する趣味もいいですし、あるいは仕事とはまったく関係ない趣味で、気分転換をするのもいいでしょう。趣味の幅を広げたり、あるいは深くしていけば、将来の大きな財産ともなるでしょう。

同じ趣味の人と出会えば、共通の話題で盛り上がれる喜びも得られます。趣味が共通の話題として、人付き合いや仕事に役に立つことも数多くあります。趣味の世界は、こうあらねばならないといった制約が、一切ありません。自分の関心があれば、どんなことでも、趣味としてやっていくことができます。私は趣味は多いほうだと思いますが、残念ながら広く浅くになってしまっています。一つのことを深く掘り下げている人を見ますと、つい尊敬してしまいます。しかし私のようなつまみ食いでの趣味でも、趣味の世界なら許されることです。この気楽さが、趣味の一番良い所ではないでしょうか。決まりごとが多い社会の中で、誰にも何も言われずに好きなことが出来る趣味の時間は、至福の時だといえるでしょう。

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